口笛をふく時
口笛をふく時 / 感想・レビュー
サフィ
遠藤周作らしい、テーマがたっぷり詰まった本。海と毒薬が好きだった人にはすごくオススメだけど、微妙にいろいろとちがう。詳しく書けばネタバレしてしまうからかけないのだけども。 現代医療の中で行われる製薬会社と結託した、抗がん剤の人体実験が題材に取られているけれど、一番の悪人であるものが最後に笑う終わりがやるせない。 読了後どうしようもない重たいものが残るこの感覚。 いつもながら、遠藤先生感服です。
2013/04/21
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