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龍の子太郎,ふたりのイーダ (講談社文庫 ま 2-10)

龍の子太郎,ふたりのイーダ (講談社文庫 ま 2-10)

龍の子太郎,ふたりのイーダ (講談社文庫 ま 2-10)

作家
松谷みよ子
出版社
講談社
発売日
1972-11-01
ISBN
9784061311381
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龍の子太郎,ふたりのイーダ (講談社文庫 ま 2-10) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

(感想は「龍の子太郎」のみ)この作品は、講談社児童文学新人賞、国際アンデルセン賞優良賞、サンケイ新聞児童出版文化賞を受賞するなど、評価の高い松谷みよ子の1960年代の代表作。人形劇になるなど人気作でもある。人気の秘密は色々とあるだろうが、まずは主人公の造型が時代を超えた普遍性を持っていることが大きいだろう。そして、赤鬼、天狗、雷、龍(母)、あやと物語を構成する人物たちの魅力がこれを支えている。また、文体の上からはオノマトペの効果を最大限に活かしていることも見逃せない。

2024/09/20

はらぺこ

児童文学やけど読んで良かった。 『龍の子太郎』は困難が待ち受けててもトントン拍子(?)に話が進むので大人には「もうちょっとドキドキさしてくれよー」って感じですが童心に戻れば大丈夫。大人でも楽しめます。 『ふたりのイーダ』は漢字を増やせば大人が読む児童小説になると思う。有名な作品やから今更ながらですがオススメです。 

2011/08/22

七生

勘違いかもしれませんが、たしか、小さいとき読んだ二人のイーダの挿絵がいわさきちひろさんだった気がするのです。記憶のなかで何度も思いおこした忘れられない不朽の名作です。

2012/03/29

なかさん

竜の子太郎は大好きな話だったのだけれど、ふたりのイーダの方は小学校で観させられた映画が怖くて怖くて、原作をなかなか読めずにいた。 この年齢になって色々な経験を積んできた今、読み返せばかつて気付かなかった、たくさんの事情、人々の感情、そしてあの惨劇の真の恐ろしさが行間に隠れていることに思い至ります。 松谷みよ子さんという力ある書き手を得て、原爆の悲劇がこのように見事な物語として成立したのだと思うと、彼女が生きていたら今の世をどう描くのだろうかと考えてしまいます。

2016/01/25

えりり

人から借りた本。 龍の子太郎より、ふたりのイーダの方が意外な結末。 原爆のことも分かりやすく書かれていた。 原爆について知りたい人にはおすすめかも。

2014/11/21

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