どぼらや人生 (講談社文庫 く 1-1)
どぼらや人生 (講談社文庫 く 1-1) / 感想・レビュー
ROOM 237
絶版古本末端価格3万ゆえに一生読めん…と思いきやKindleアンリミに!この飛田遊郭育ちの著者は悪ノリで腐った肉食べて全身麻痺になり、その後の西成ドヤ宿暮らしで出会った逸材を語るのだが面白過ぎてずっと読んでいたい。男女の話が多くそういう肉感的な話が好きではない自分でも大丈夫な方向で良かった、やはり大阪人だからか後日譚とかオチがしっかり面白くて頼もしい。パチンコ仙人に拾い屋にデンスケ賭博と穏やかではないが魅力的な話が延々と続き、西成が日本一のゲットーたる所以は生存競争が無いという冷静な考察に頷く。
2023/05/22
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