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戦いすんで日が暮れて (講談社文庫 さ 6-1)

戦いすんで日が暮れて (講談社文庫 さ 6-1)

戦いすんで日が暮れて (講談社文庫 さ 6-1)

作家
佐藤愛子
出版社
講談社
発売日
1974-12-01
ISBN
9784061312722
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戦いすんで日が暮れて (講談社文庫 さ 6-1) / 感想・レビュー

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kaizen@名古屋de朝活読書会

直木賞】倒産、倒産、倒産。父さんの倒産の話題が三連発。これが得意技かと思う。最初は主人公が作家ということから実話かと。著者は芯の強い女性なのだろうと。似たような話なのに、話の流れについつい引っ張られていく。女性から見たら、男性がいかにだらしがないか。納得。

2014/06/27

パフちゃん@かのん変更

第61回 直木三十五賞受賞作品。作者の実体験をもとにしたもの。佐藤さんのエッセイを読んでいるのでことの顛末は知っているが、やはり大変な体験。それを暗くならずに怒りのパワーでユーモラスとも思えるほど力一杯に書き上げていらっしゃるのはさすが。作者は倒産を舞台とする人間劇を大傑作に仕上げる気満々だったのに、50枚でという依頼が来てがっかりするが、それでも直木賞を受賞されたのだから大したものです。でも50枚で直木賞って短すぎるのではないのかしら。

2017/06/01

Ryuko

怒りをエネルギーにして苦境に立ち向かう主人公、「うちのママは威張り屋」という娘がかわいく健気。戦いとは何をさしているのだろう。借金との戦い?一家を危機に陥れたぼんくら夫との戦い?夫の語る観念のたわごとに怒りではなく無力感が湧き上がってきたとき主人公の戦いは終わったのか。。金貸しに優しくされて泣いてしまうシーンと娘と叫ぶラストが印象的だ。【第61回 直木三十五賞】

2017/05/20

Willie the Wildcat

理想と現実と矛盾の狭間。印象的なのはやはり表題作。”愛しさ”、が満ち溢れるのはもちろん、バイタリティにあふれた主人公(著者自身とのこと!)。感情のプラス・マイナスが常に交錯する心情になぜだか応援したくなる。桃子と散歩の会話もとてもユーモアたっぷり。時に口は悪くても、前向きな言動に好感。

2012/08/23

meg

佐藤愛子万歳!

2024/04/19

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