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心狸学・社怪学 (講談社文庫 つ 1-2)

心狸学・社怪学 (講談社文庫 つ 1-2)

心狸学・社怪学 (講談社文庫 つ 1-2)

作家
筒井康隆
出版社
講談社
発売日
1975-06-01
ISBN
9784061312982
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心狸学・社怪学 (講談社文庫 つ 1-2) / 感想・レビュー

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saga

【再読】心理学を修め、なおかつエログロ作品を増産する著者らしい本。からりと乾いたエロ描写は嫌みを感じさせない(あくまで男性である自分個人の感想です)。ジェンダーとか男女共同参画と叫ばれる21世紀に再読すると、女性に対する偏見として出版さえ怪しくなる内容だ。東大安田講堂事件からサンクチュアリ化した東大構内を描いた「原始共産制」は風刺が効いている。

2016/12/21

★miya★

筒井康隆ってこんな作風やってんな!下ネタ×ブラックジョーク×風刺…なんて最高にゲスなんや★品がないと思われるかもしれませんが、正直なところとてもニヤケまくりました。収録されていた短編の中でも印象に残ったのは『議会制民主主義』という話。閣僚が多くがタレント出身者、ついには動物議員までというブラックジョーク。参議院の顔ぶれ見てると笑えなかったです。

2014/03/16

ぽち

親本は1969年12月刊。筒井氏35歳。短編集、いやショートショート集か。明確なオチの一文があるものは星新一のエピゴーネンのようでいかがか。この時期の筒井の真骨頂はやはりスラップスティック。一戸建てVS団地『優越感』脳移植『議会制民主主義』二千人斬り『マス・コミュニケーション』国鉄スカトロジー『近代都市』会話劇『未来都市』一遍、毛色の違った東大安田講堂事件歴史改変夜話『原子共産制』

2023/04/22

AICHAN

傍若無人な筆さばきに脱帽。人間の弱さ、残虐さ、愚かさ、組織悪等を皮肉って見事なお笑いにしている。「人間ってホントにおかしいですね、特に日本人は」と解説したくなる本。ついでに、「筒井康隆って人物もかなりヘンですね」とも言っておきたい。いい意味でだけど。

2012/04/16

mutenka

2023/03/12

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