秋の終りの旅 (講談社文庫 わ 1-2)
秋の終りの旅 (講談社文庫 わ 1-2) / 感想・レビュー
MIKETOM
全五編のうち四編は男女間のなんたら。一編は友人の死にまつわる話。余命半年の友人。それを知ってるのは別な友人の医者。主人公はそのことを医者から聞いている。三人で恒例の旅行に出るのだが、知らぬ当人だけがはしゃいでいる。それを見ている二人は…。辛い話だがラストのどんでん返しが人生の無常を語っている。他に、重役の息子に弄ばれ妊娠させられて堕胎を強要される。そしてやがて捨てられて。心が壊れてしまった女の取った行動は…。やりきれないね。暗い話ばかり。著者の初期の作品集。イマイチな印象かな。
2020/11/12
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