KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

無名碑 下 (講談社文庫 そ 1-4)

無名碑 下 (講談社文庫 そ 1-4)

無名碑 下 (講談社文庫 そ 1-4)

作家
曾野綾子
出版社
講談社
発売日
1978-01-01
ISBN
9784061314207
amazonで購入する

無名碑 下 (講談社文庫 そ 1-4) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ken_sakura

とても良かった。強い小説。揶揄を含んでいても継ぐ者のいない才女の呼称は伊達ではなかった。有吉佐和子からは自分の作品までも値踏むような外向きの視線を感じたけど、曽野綾子は身の回りの生身の人間以外は視界に入れない内向きの視線を感じた。共にクソ野郎の匂いがします(ほめてます(^_^))昭和二十年代、田子倉ダム建設、三十年代、名神高速道路建設、四十年代、タイでのアジアンハイウェイの道路建設を、建設会社の社員を主人公に描いた物語。著者の本は初めて。恋愛小説として薦めてくれたおもしろ本棚の先生に感謝( ̄▽ ̄)

2016/03/08

はる

苛酷な海外での建設現場の様、それによって変わっていく人の様、など、目に浮かぶように伝わってきました。今でも似たような海外の現場があるのが実情。そういった視点から見てもこの小説は凄いと思います。三雲の最後も衝撃的です。大きな仕事を成し遂げることに生き甲斐を感じる土木屋の性を感じることができました。

2017/01/29

感想・レビューをもっと見る