李朝残影 (講談社文庫 か 3-4)
李朝残影 (講談社文庫 か 3-4) / 感想・レビュー
Peter-John
「族譜」の感想です。「李朝残影」の感想は岩波現代文庫のほうに書きました。 「族譜」は残酷な話です。 創氏改名という言葉は、朝鮮半島を植民地化していた頃に、地元民を日本人にする政策から、長い歴史を持つ朝鮮名をやめることを強いる政策です。しかし、法で定めたものではなく、そういう社会を巧妙につくりだしたのです。 創氏改名を強いる社会をつくりだす様子が、ひとりの画家の視点から描かれています。 こうした梶山季行の作品は素敵です。
2018/12/31
感想・レビューをもっと見る