近藤勇白書 (講談社文庫 い 4-3)
近藤勇白書 (講談社文庫 い 4-3) / 感想・レビュー
ともとも
時勢が劇変する世の中で、薩摩と長州の連合軍 に敗戦に次ぐ敗戦で、だんだんと新撰組の結束が 脆くなり、挙句の果てには近藤勇自身にも衰えが 見え始め・・・ 少し、時代に翻弄されたというか、ここまで くるのに多くの血を流しすぎたといった人間の哀れさ 運命の儚さなどもヒシヒシと伝わってきました。
2012/07/07
やたそ
新撰組小説2冊目。歴史小説って、スポットをあてる場所が作品によって全然違うんだなー。滅多に歴史小説を読まない私からしてみると、同じ時代・同じ事件についていくつもの小説が生まれる事自体がそもそも驚き。
2012/08/04
おかじー
新選組が大きくなるにつれて変わっていく近藤の心情と周りの隊士の近藤への見方のギャップが見ていて心苦しくなる。しかし、最期に見せた近藤の姿、あるいはいつも心の奥底に持ち続けていた気持ちははじめと変わらない近藤の姿だった。
2015/11/08
ぺしみち
可もなく不可もなし
2014/11/21
ウメ
愚直なまでに信念に対して真っ直ぐで、その強烈な信念ゆえに自分の首を絞めてしまうとは。「燃えよ剣」のイメージが強すぎて、ここまで男前な近藤勇に違和感を覚えてしまう。司馬作品の影響の強さを改めて感じる。
2006/02/03
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