小説帝銀事件 (講談社文庫 ま 1-14)
小説帝銀事件 (講談社文庫 ま 1-14) / 感想・レビュー
RED FOX
出たよ出たよ、清張さんにこういう題材あてるともう、最高です!1959年50歳の作品。ところでこの本のルビなんですが、話の中心の「平沢貞通」と「松井蔚」のような固有名詞には一度も振られず、そのそばの「依頼」や「路地」とかにルビが振られているのがストレスでした(笑)固有名詞も「小樽」や「茨城」にはご丁寧振られてるし。当時の一般常識はそうだったのか!?と本筋と関係ない謎も悩ましい(>_<)
2015/03/20
ホームズ
「小説」とはなってますが実際はドキュメントですね(笑)帝銀事件の本は何冊か読んだ気がしますがどれも逮捕された平沢死刑囚は冤罪の可能性が高いって感じですね。読んでいると確かに犯人とするには証拠が微妙ですね。捜査もいきなりの方向転換やいろいろありますし。本当にGHQや七三一部隊にかかわりがあったのでしょうか?気になる事件ですがキット真相が明らかになることはないんでしょうね。
2009/05/16
ゴリゾウ
帝銀事件-この日本犯罪史上空前の冷酷な事件の真実は何だったのか。意地にかけても犯人を、という検察当局の権力意志はなかったか。GHQの圧力はなかったか。『カバー』 #1515
やんちゃ
これを読むと 平沢貞通は絶対犯人でないと思う この本が出版された年代を思うに 松本清張の取材力には舌を巻く
コマンドー者
帝銀事件を題材に、えん罪の可能性を鋭く指摘した作品。完全に冤罪だと思うが、この平沢氏も顔が似ていたり、土地勘があったり、出所不明の大金があったりと、ことごとく偶然と不運が重なり犯人にされてしまった事が実感できる。
2024/01/28
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