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古川柳おちぼひろい (講談社文庫 た 2-7)

古川柳おちぼひろい (講談社文庫 た 2-7)

古川柳おちぼひろい (講談社文庫 た 2-7)

作家
田辺聖子
出版社
講談社
発売日
1981-01-01
ISBN
9784061316683
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古川柳おちぼひろい (講談社文庫 た 2-7) / 感想・レビュー

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優希

おせいさんにとって印象的な川柳が、人情や人生の機微と共に語られています。ユーモアも交えていますが、川柳のことを全くわからないので、あまり楽しめませんでした。

2019/03/30

*こころ*

積読本。中層~深層あたり。 田辺聖子さんの小説が面白くて、背表紙の彼女の名前だけを見て購入。小説じゃなかったw 古川柳とは江戸時代、初世柄井川柳によって確立された川柳。明治後期に復興された新川柳に対していう。…ということすら知らず; それでも田辺聖子さんの解説が面白くて楽しく読了。 古川柳を楽しむにはその時代、生活文化に対する知識と情景を思い浮かべる想像力、そしてユーモアを感じるゆとりが必要なのかも。 乏しい私だけど; 田辺聖子さんの語り口が優しくサポートしてくれました。 ★★ 面白かった ★★

2017/10/14

Nekono

田辺聖子さんの心に残る古川柳を読み解いていく本。人情や人生の機微、それを「可笑しさ」にくるんで、時に優しく、時に痛烈にあるいは飄々と表現していく古川柳。現代に通じるところも大いにある「屁をひっておかしくもないひとりもの」なんて、今も同じ。けれど、お江戸の情緒はやはり今とは違う。「降る雪や 明治は遠くなりにけり」というけれど、お江戸はさらに遠い。この本を読みながら、今様の情緒とはどういうものを言うのだろう、どう詠めるのだろうと考えていた。徒然に紐解くには最適の本だと思う。これが絶版というのは返す返すも残念。

2012/05/16

ひろただでござる

今はストレートな表現でないとわかってくれへんし、消えてゆく文化やなぁ…もう無いなぁ…。「れいれいと追っての中に婿の顔」とか「昼過ぎの娘」とか。「国の母 生まれた文を 抱き歩き」の情感なんかはもう霧の彼方やなぁ…

2014/08/29

みーふぃ

江戸の句 を一刀両断

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