おれは ねこだぜ (佐野洋子の絵本 6)
おれは ねこだぜ (佐野洋子の絵本 6) / 感想・レビュー
masa@レビューお休み中
ちょっと悪そうで危険な香りのする黒いネコが一匹歩いている。このネコは、鯖が大好きで、いつも鯖のことばかり考えています。ところが…。散歩の途中で、突然鯖の大群が現れてネコに襲いかかってくるのです!ネコは一目散に逃げるのですが…。いやぁ、これは怖い。ネコの顔も怖いけど、それ以上に鯖の顔が怖いんです。もう、こんな絵本読んだら、ちいさな子どもたちは怖くて夜眠れなくなるかもしれないですね。でも、怖いと思いつつも、ネコの行動がおかしくも思えるんです。ネコの必死さが滑稽に見えてくるんですよね。
2014/08/30
☆よいこ
シュール絵本。魚が大好きな猫、特にサバが大好きな猫が散歩をしていた。空中からサバが現れねこを襲う「きみはさなあをくっただろ」大量のサバに追われ、ねこは町に逃げた。映画館に入り一息つくも、周りを見ると…。こわ!▽「おれはねこだぜ」と宣言するねこ。だから何なんだ宣言することでプライドが保てるのか。怖かったことも逃げたことも、無かったことにしてねこはねこを続けるのか。
2022/10/25
つくよみ
図書館本:さかなが大好きなねこ。中でも、さばが大のお気に入り。晩飯に、さばでも食うかな。などと、林の中をのんきに散歩していたねこに、襲い掛かってきたものは!?「きみは さばを くっただろ。」と、綺麗な声で合唱しながら迫り来る鯖の大群!お話自体は、なんとなくコミカルで可笑しいのに、絵が不気味。なにより、鯖の目が怖い・・・散々怖い目に遭いながらも「おれは ねこだぜ。」と、空元気を出して立ち直るねこも良い感じ。この作品のテーマは、食材に感謝の気持ちを?
2013/10/16
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
「こんやはひさしぶりにサバでも食うか……」とお昼にサバを食べたねこは呟く。散歩のあいだも考えるのはサバのことばかり。サバ好き過ぎのねこは、ついにサバの怨念に復讐される。「きみはサバをくっだろ♪」と歌いながら迫ってくるサバの集団とねことのチェースが始まった……。佐野洋子さん描くシュールでナンセンスなねこものがたり。絵本も最高だけど、佐野さんは、井上ひさし氏のような大人のナンセンス文学もきっと描けた人。ぜひ読んでみたかったな。1993年11月初版。北軽井沢『ルオムの森・百年文庫』にて読了。
2016/08/18
mug
もうちょっとメッセージ性や発展があるのかと思いきや、夢オチ?でも…もしこの猫が病にかかっていて、幻聴幻視だとしたら((((;゜Д゜)))と怯えるのは私一人。子どもたちは「きみは さばを くっただろ。」の繰り返しに段々と笑いが込み上げてきて→映画館の場面で堪えきれず、笑い大爆発😂😂
2021/03/27
感想・レビューをもっと見る