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森の絵本 (講談社の創作絵本)

森の絵本 (講談社の創作絵本)

森の絵本 (講談社の創作絵本)

作家
長田弘
荒井良二
出版社
講談社
発売日
1999-08-09
ISBN
9784061322370
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森の絵本 (講談社の創作絵本) / 感想・レビュー

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やすらぎ

小さな声が呼んでいる。何処から聴こえてくるのだろう。おいで。耳元の囁き。好奇心は森の絵本の中で満天の優しさに満たされる。水の輝き、花色、森の静けさ。なぜ人は大切なことを忘れてしまうのだろう。あの笑い声、あの焼き立ての香ばしさ。森は大切なことを思い出させてくれる。繰り返し読んだあの本は何処へ行ったのだろう。絶対になくしてはいけないものはなに。暖かな部屋に窓がなかったら星を見つめることもできない。夜が終わる頃には朝が来て、大きな木を見上げると小さな蝶が舞い、その先には空がある。豊かな気持ちを取り戻す旅は続く。

2022/12/16

紫 綺

長田弘さん追悼コーナーから。あなたにとって大事なものは?あなたの大好きな人は?森の緑がまばゆい絵本。

2015/05/17

新地学@児童書病発動中

本当に素晴らしい絵本で、読んでいたら涙が出てきた。詩人の長田弘と絵本作家の荒井良二と言う私にとっては、夢のような組み合わせだ。どこからともなく聞こえてくる声に導かれて、本当に大切なものを探しに行く旅。青い空、花、川、笑い声。本当に大切なものは、すべてのものなのかもしれない。どんなものでも、私たちのかけがえのない日常生活を形作っているのだ、とこの本は思わせてくれる。そして聞こえてくる声は、胸の奥から響いてくるのだろう。そこに緑でいっぱいの森がある。

2017/08/28

masa@レビューお休み中

『空の絵本』を描いた長田、荒井コンビが手がけた作品とくれば…期待しないわけはありません。空の絵本が青の世界だとしたら、森の絵本は一面の緑の世界が広がっています。水や草花や木々があり、そこに住む動物たちがいる。森というのは、そういった生命の営みが行われている場所です。だからなのか、絵本の中の森は、生き生きとしてエネルギーに満ちあふれているように感じるのです。どのページを開いても、緑いっぱいなので見ているだけで心が癒されます。まるで、本当に森の中を歩きながら、森林浴をしているような錯覚をしてしまうんですよね。

2014/01/04

Willie the Wildcat

空、光、風、水、木々、花々、動物が織り成す。静けさが時間を忘れさせる。想像が創造となり、夢となる。自然に身を委ね、耳を澄ます・・・。聞こえるもの、感じるもの・・・。心。絵は、無論、緑(森)を基調とした水彩画。自然に生を受け、自然に還る。何故だか、(所々に)使われた”ピンク”色が印象に残る。色使いの背景とは如何に・・・。

2014/03/30

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