武器よさらば (講談社文庫)
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武器よさらば (講談社文庫) / 感想・レビュー
kinaba
(※グーテンベルク21の電子版で読んだので底本はこれとは別かもしれない) 解説とは色んなところで違う印象を受けました。ロマンチックな恋愛小説ならば悲劇で終えるはずがない、って逆ではないかな、と思うし、ねえ、"死ぬまでたいして時間はかからなかった" が感情をまったく排除している文章には自分には読めない(感情を表す単語を使わない、というのはよくできた小説であればほとんどがそうだ)
2012/08/02
めっちー
ハードボイルドな文体なのに、ラストのシーンでは心を揺さぶられる。所々明るい所はあるけれども、結局暗い。「老人と海」もそうだったけれど、「人生は悲劇だ」という彼の思想が出ていますね。解説を読めば、この作品がよく計算されているのがわかる。
2012/04/20
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