かぶきがわかるねこづくし絵本2 義経千本桜 (講談社の創作絵本シリーズ かぶきがわかるねこづくし絵本 2)
かぶきがわかるねこづくし絵本2 義経千本桜 (講談社の創作絵本シリーズ かぶきがわかるねこづくし絵本 2) / 感想・レビュー
がらくたどん
平家の知将知盛が堂々の主役を張るシン・平家物語級の物語を楽しみながら。こちらは歌舞伎・浄瑠璃の人気演目。主役は義経だが、前半一番の見せ場は何と言っても平家揚羽の銀糸模様も美しい白装束の知盛がでっかい碇を抱いて大見え切って入水する場面。実はこれが壇ノ浦じゃないからびっくりだ。この演目は判官贔屓・敗者に優しかった(今はどうなんだろう)中近世の大衆が「そうだったら良いのにな」を詰め込んだ夢の平家物語。夫々に壇ノ浦を生き延びた義経と知盛が己の始末をつけるため未来を託すために繰り広げる外連味たっぷりの娯楽攻防劇♪
2023/05/02
どあら
図書館で借りて読了。
2022/03/14
今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
「かぶきがわかるねこづくし絵本」とありますが、絵本と挿絵の違いは何かと考えさせられました。私がイメージするところの絵本というものより断然テキストの質量が大きいし、挿絵というには絵のボリュームもでかい。なんだ、テキストも絵も情報量満タンのアート本ではないですか。もしもこれが絵本のコーナーにあったら、絵本を求めない人の目には触れないことになってしまう。初心者向けの入門書として、大人にアピールしたらいいのにな。と、文楽初心者でした。
2023/05/30
ひつじ
かぶきがわかるねこづくし絵本シリーズです。 初音の鼓のお話し。歌舞伎観てみたいです。
2018/04/16
rachel
次女が選んだ一冊。三大歌舞伎のひとつだという知識はあれど、恥ずかしながら、初めてストーリーを知りました。敵方を欺くためだったりなんやかんやで身の上や意図を隠しての行動が「実はこうだった」のオンパレード。この盛り盛りな感じは今で言ったら、韓流かラノベのノリ。いつの時代も大衆はこういうのが大好物なんだなぁ、と改めて納得したのでした。この複雑な群像劇を次女はいったいどこまで理解しているのか。読み進めながら不安でしたが結構面白がって眺めており、最後までたどり着きました。いつか歌舞伎も観に行きたいなぁ。
2022/05/02
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