未完への脱走 (講談社文庫)
未完への脱走 (講談社文庫) / 感想・レビュー
じょうこ
1978年刊。「出発」(東京への旅立ちまで)「最初の交遊録」(和田誠、浅丘ルリ子、寺山修司他約20人を文章で描く。文句無しに面白い)「虚像と実像」(70年代の有名になった時点での過去現在エッセイ)「デザインとは?」の4部構成。交遊録では、登場する人々の似顔絵付き。著者による画と思い込んでしまう筆致なのだが、実は違うんですよね~。こちらも必見。1冊丸々、横尾さんたっぷりで45年前の本だけれども、密でいて風が吹いていてライブ感たっぷり。巻末には灘本唯人さんによるエッセイ「横尾忠則のこと」有り。こちらも必読。
2024/10/30
感想・レビューをもっと見る