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かれらの中の海 (講談社文庫 ま 3-1)

かれらの中の海 (講談社文庫 ま 3-1)

かれらの中の海 (講談社文庫 ま 3-1)

作家
眉村卓
出版社
講談社
発売日
1975-08-01
ISBN
9784061360280
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かれらの中の海 (講談社文庫 ま 3-1) / 感想・レビュー

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GaGa

数日前に古本屋でいいコンディションで発見、しかも105円。思わず衝動買い。調べればどこかに昔買った本があるであろうに、馬鹿だな(笑)読み返してみて、眉村作品の中で改めて一番好きな長編。ある意味現代文明にも通ずる作品だと思う。今、作者となくなった妻の実話を原作とした映画が上映されているので、この小説もどこかで復刊して欲しい。多くに人に読んでいただきたいSF小説らしいSF小説である。

2011/01/27

新田新一

眉村卓の長編SF。昭和に発表されたものですが、それほど古びておらず、面白く読めました。会社でいじめられていた青年室井は自殺を決意し、睡眠薬を大量に飲んでボートで海に漕ぎ出します。地球の状態を監視していたエイリアンの共同体銀河連邦のメンバーに救われて、自然破壊を食い止める仕事を任されることになったのですが……。仕事でのパワハラ、環境破壊といった今の社会でも問題になっていることが描かれています。エイリアンの描き方は類型的ではなく、人型以外の宇宙人も登場。暗い結末の中にわずかな希望を感じさせる点が好みでした。

2024/11/13

noko

図書館で予約したら、めちゃめちゃ古い感じの本でびっくりした。昭和50年に発行された初版でした!でも内容は全然古くない。現代でも、近未来の話と思えるSFでした。海を愛する異性人が素敵。終わり方もとっても好きでした。

2011/08/30

よう

後の長編「司政官シリーズ」につながっているのかも、という気がした。司政官シリーズでは、ほかの惑星を管理する、高度に発達した文明から来た側の視点。こちらは、地球にそんな存在がやってきたという形。結末がよかった。

2010/01/06

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