一本の鉛 (講談社文庫 さ 2-5)
一本の鉛 (講談社文庫 さ 2-5) / 感想・レビュー
ヨーコ・オクダ
何かしら秘密を持った女性たち(1人はゲイ)が住むアパートで起こった殺人事件。現場の部屋から出てきた男子大学生が犯人なのか?事件当夜、共同トイレに向かった住人を脅して事件に巻き込んだのは誰か?巻き込まれた彼女が果たした役割は?日頃、アパートの空室を使ってイケない事をしていたのは誰か?どんどん湧いてくる謎を、バーのマダムの愛人である弁護士を中心に、バーの常連客の新聞記者たちが調査を重ねつつ解いていく…が!ラストで大胆な仕掛けがあったり、タイトルの意味するところが急に明らかになったりと最後まで気が抜けない。
2021/08/05
yoko**
初佐野洋。思いがけず面白くて驚く。松本清張はじめ、昭和の骨太推理小説がはまったのはこの作品がきっかけ。
2008/01/10
クイークェグ
「一本の鉛」とは、どう理解すれば良いのか興味が湧き、手にした一冊です。
卯月
探偵役の謎解き前に読者が推理するには、情報が少な過ぎ。意外な方向からの突然の解決、を楽しむ話なのだろう。若い世代は、説明されても題の意味が分からないかも。
2011/01/29
山田太郎
普通に本屋に行っても置いてない。古本屋にもあんまりないので困ります。丁寧な話でおもしろいけど、どうも登場人物の書き分けがいまいちな気がする。
2009/06/04
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