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灯らない窓 (講談社文庫 に 2-8)

灯らない窓 (講談社文庫 に 2-8)

灯らない窓 (講談社文庫 に 2-8)

作家
仁木悦子
出版社
講談社
発売日
1982-09-01
ISBN
9784061362420
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灯らない窓 (講談社文庫 に 2-8) / 感想・レビュー

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http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/07/post-fd71cf.html 父と息子が交代で語っていきます。しっかりした息子に対し、父親が何とも頼りないこと。

2021/07/31

川越読書旅団

第三回江戸川乱歩賞受賞者である仁木悦子先生による長編ミステリ。もともと児童文学を手がけていた作家さんだけに、殺人事件を扱っているとはいえ、過激な描写はなく、コミカルな場面も散りばめられた、乱歩の少年探偵団シリーズを想起させる作品。昭和の片鱗が都度窺い知れるのも非常に魅力的。

2021/01/09

chiru

母親が殺人容疑で逮捕され、子供たちが無罪の証明のため探偵役に回るんだけど、真犯人として浮上したのは父親。プラス思考の兄としっかりものの妹のペアが可愛い。子供なりに問題を打開しようとするところに胸が熱くなりました。★4

2017/12/02

Yu。

私が妻を、僕らが彼らを。。。同じ団地内に住む知人への殺人容疑をかけられたのをきっかけに以前同団地付近で起きた通り魔未解決殺人の謎にまで疑惑の目が向けられようとする絶体絶命の容疑者家族による決死の捜査が親・子といった二つの視点から描かれるファミリーミステリ。おもしろい!気は強いが人想いの小6の兄“進”&頑固者であるがとっさの機転が利く小4の妹“直子”の大切な人達を守らんとする無茶で奔放な危なっかしい二人の探偵劇から覗けるピュアフルさがスリリング度を高めるのと同時に本作を愉しむ最大の魅力となる。

2016/09/13

harukawani

やはり子供の目線で物語を描かせたら仁木悦子の右に出るものはいない。小憎たらしくて、かわいらしい。賢いようで無邪気な兄妹が母の容疑を晴らすべく奮闘する。面白いのは、同時に事件を追う父の目線でも物語が描かれること。窮地に追いやられた少年の機転が局面を打開する面白さ。この時代のミステリーには、まだ戦争の影がかかっていて興味深いな。久しぶりに読んだ仁木長編。楽しみました。

2023/01/07

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