ムーミン谷の彗星 (講談社文庫 や 16-2)
ムーミン谷の彗星 (講談社文庫 や 16-2) / 感想・レビュー
どぶねずみ
『ムーミン展』に行く前の予習として。ムーミンシリーズの小説は初めて読んだ。じゃこうねずみが「彗星がやってくる」と言ったために騒ぎになったが、ムーミンはどうすれば彗星の尻尾を捕まえられるだろうか?と子どもながらの発想がとても笑える。結局彗星は衝突しなかったし、じゃこうねずみに踊らされたが、このドタバタ感が面白かった。
2019/04/29
り こ む ん
「猫の本棚」より気になって読んでみた。猫はほんのちょっとしか出てこない、彗星が地球に落ちるという、終末的な内容。子供たちが、その原因や対策を探しに天文台に冒険に出てゆき、その旅の中でスナフキン、スノークに出会う。かなり自分勝手な感じのキャラにちょっと戸惑いも感じながらも、それが、内容とは裏腹にのんびりした感じをかもしだしていて、楽しめたと思う
2013/04/18
瀧ながれ
もっとふんわりとファンタジックな話かと思ったら、ガチで来たよ彗星。スペクタクルだよ、びっくりした。…これはムーミントロールとスナフキンの出会いのエピソードでもあります。わたし、スナフキン好きだったのですが、読んでみたら彼、ある方向に極端すぎて、おつきあいはちょっと考えさせていただきます。
2014/12/30
TSUBASA
空から巨大な赤い星が地球に近づいてきた。ムーミン谷のみんなはその正体を確かめつつ、彗星から身を守ろうと駆けずり回る。ムーミンシリーズ初期の、どこか不安に彩られた一作。スナフキンやスノークのお嬢さんは今作から出てきたんですな。彗星がムーミン谷に落ちて来るとか終末的だし、話が結構性急な運びなので何かあっけにとられた感じ。にしても今作のスニフ、やたらとげろを吐こうとするな。
2016/08/12
あおさわ
スナフキンやスノークのお嬢さんの出会いが書かれてとても新鮮でした。「その旅は長くなるよ」というセリフがなんとしぶい!彗星が近づいてくるわりには帰り道でダンスしたりと結構のんきですが、 巨大な自然におびえる姿はよくわかります。そのせいかこの巻は全体がどんよりしています。しかし動じずにケーキを作るムーミンママは大人物ですなw母は強い!あとスニフのコンプレックス描写が結構リアルで少し刺さってきます。子猫を追って彗星が来る直前に飛び出すところが好きです。 愛してくれることを求めるばかりだったスニフが少し成長したw
2015/01/01
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