星海社カレンダー小説 2012 下 (星海社FICTIONS セ 1-2)
星海社カレンダー小説 2012 下 (星海社FICTIONS セ 1-2) / 感想・レビュー
もりの
敬老の日が好きだったが、他のものはラノベ感が強くてパラ読み。
2018/07/04
二藍
全体的に好感触! なかでも紅玉いづきさんの『青春離婚』と泉和良さんの『下界のヒカリ』が好きだった。『青春離婚』はありそうでない同じ苗字のクラスメイトにスポットをあてた作品で、不器用ながらも誠実なふたりの関係が心地よく、ほんのり切ない。《なにもかも、風みたいに軽く受け流す利口で優しい灯馬さんに、重い女子だとは思われたくない。》っていう一文が絶妙。『下界のヒカリ』は屋根裏にすむめんどくさがりな男が、その家の娘・ヒカリを見守る話。大晦日にふさわしい、新たな旅立ちと祈りに満ちたいいお話だった。
2014/01/17
yosa
ご多分に漏れず、私も『青春離婚』目当ての購入です。女性からの一方的な視線ではなかったのが、紅玉さんの小説では珍しいですね。期待以上の、素晴らしい青春で恋愛な小説でした。これは多くの人に読んでもらいたいな。在りし日の青春の傷口にキュンキュンしちゃって下さい。他は価値が無いとはいわないものの、実験的な小説ばかりで、しかもどちらかといえば失敗しているものばかり。渡辺さんは流石ですけれどね。そういえばこういう小説も書く人だったなあ、なんて読み終えてから思い出しました。あんまり好きじゃないんですよね。
2013/01/07
ハルクイン
借り本。『青春離婚』がやっぱり好きだ。コミックの場面場面が思い浮かんで楽しかった。それ以外では『月のかわいい一側面』と『親愛なるお母さまへ』が気に入ったかな。未来の自分への手紙にはぞくぞくした。
2012/12/18
紅
「青春離婚」目当てで購入。全部読んだけれど、やっぱり「青春離婚」が良かった。静かで甘くて、めちゃめちゃ好みです。大満足。他の作品は、というと、凄まじいけれど「親愛なるお母さまへ」が好きかなあ。すごくぞっとする。オチがどうでも良いように思えてしまったけれど。
2012/12/02
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