RPF レッドドラゴン 4 第四夜 夜会擾乱 (星海社FICTIONS サ 1-5)
RPF レッドドラゴン 4 第四夜 夜会擾乱 (星海社FICTIONS サ 1-5) / 感想・レビュー
アイゼナハ@灯れ松明の火
ふ~む,やっぱり婁さんの天敵はスアローでありましたか(笑) 1名の脱落者に留まらず見事に袂を分かっていくパーティー…でもそれは,プレイヤーが各々のキャラクターの求めるところを妥協なく演じていることの証。黒玉さんの登場やダイスの神様の悪戯に笑ってしまいつつも,今後どんな展開になっていくのかちょっと想像がつかなくなってきました。ニル・カムイ本土で勢力を増すドナティアvs.革命軍みたいな流れになるのかな?今後はキャラクター同士の直接対決も否定できない感じですね。ま,婁さんは前からそうなのかも知れないけど(笑)
2013/04/28
masa
驚愕の第四夜!混成調査隊から離脱した婁を皮切りに、次はどんな事が始まり終わって行くのか、プレイヤーたちがこれから迎えるであろう激動の道を思わずにはいられない…そんな親善議会の前夜、束の間の休息と思しき夜会が始まった。豪華なパーティーで様々な顔が一同に介し、それぞれの思いや駆け引きが繰り広げられるさなか、突如として迫る〈赤き竜〉の襲来!革命軍、黄爛軍、ドナディア軍の三つ巴となる激戦が始まり、正に序破急の「破」のごとく凄まじき展開が繰り広げられた!!FMがたじろぎ、ダイスが導くミラクル!面白さは更に加速する!
2014/05/18
刻猫
TRPGの神様は、覇道と滅亡がお好みらしい。100分の1を含めると、どれだけ細い逆向きの奇跡の道筋。戦慄の冷や汗と絶望の胃痛、そして変な笑いが込み上げてきた。バラバラに砕け散ってなお、シナリオは進む。
2013/06/07
シャル
序破急の破は破滅の破。この巻で描かれるのは、作中においてたった一夜の出来事でしかない。しかしそこでそれぞれのキャラとプレイヤーが取った選択が世界の行く末を決め、各人の運命を加速させる。それはまさに創造力のぶつかり合いが物語を構築していくという、TRPGの醍醐味である。そして、TRPGの神もただ利用されるだけでなく、物語に牙を剥く。いやー、あそこであのダイス目は無いわ。TRPG経験者なら誰しも一度は目撃する悲劇にして喜劇だけど(苦笑)。個人の想像だけでは生まれえない、運命の物語化と呼ぶに相応しい贅沢な作品。
2013/04/16
ちゃか
えーっと、どこから突っ込めばいいんだろう。とりあえず、しまどりるさん仕事しすぎ。あと、PCの行動によって、本当にあちこち飛び火したというか、いくつかのルートが閉じられていく様子はいっそ圧巻と言うか。面白かったですけど、これから先どうなっていくのかが、全く読めない……! 暗殺者さんと黒玉さんは、一体どこに行くのでしょうか。「なに、あの殺人鬼、伝染るの!?」というスアローの叫びが個人的なツボ。
2013/04/22
感想・レビューをもっと見る