ダンガンロンパ十神 (中) 希望ヶ峰学園VS.絶望ハイスクール (星海社FICTIONS サ 2-3)
ダンガンロンパ十神 (中) 希望ヶ峰学園VS.絶望ハイスクール (星海社FICTIONS サ 2-3) / 感想・レビュー
やっす
上巻よりもさらにハチャメチャになったような・・。でも何かよく分からんけど楽しい。w作中の『十神一族最大最悪の事件』にはワクワクさせられた。欲を言えばもっと本格ミステリ寄りな内容にして欲しかったけど、もともとこの作者さんは本格ミステリの書き手ではないようなのでしょうがないのでしょう。何はともあれ、『ダンガンロンパ霧切』からあの【激情にして最速】な探偵が登場したのには歓喜した。相変わらずの下道っぷりだし。読者を騙す手練手管を巡らし、嘘だらけな展開に唖然としますが何故か楽しい。こうなったら最後まで付き合います。
2017/01/11
ふじさん
ゲーム「ダンガンロンパ」シリーズより、超高校級の御曹司こと十神白夜を主役としたノベライズの中巻。前作を受けてどれ程無茶な展開が来るかと身構えていた所、「十神一族最大最悪の事件」として意外にも古典的なミステリが始まった点にまず吃驚。まるでダンガンロンパのノベライズかのよう。顛末自体は懐かしい用語で言う「脱格系」その物だが、本物と偽物の対立構造がより明確化された内容は示唆的だった。遅まきながら二人の十神が『灰色のダイエットコカコーラ』で描かれた「覇王」と「肉のかたまり」の変奏だと気付いた所で下巻が益々楽しみ。
2020/10/16
誰も悪くないこれは悲劇や
V3発売前にこの小説が書かれていたのは凄いですねえ。ダンガンロンパという作品の本質を抽出し、メフィストフィルターを通して発展させた場合、行き着く先は偽書/虚構/嘘の物語であることが証明されたかのよう。本巻の白眉はやはり、徹底した薄っぺらさが最高な十鴉事件でしょう。バラバラに壊れた本格推理の残骸をかき集めかき集め、ぐちゃぐちゃに積み上げられた探偵と謎のできそこない。戯言と安藤とJDCと鏡家と…ただの模写にすぎぬ紙屑の束、本物に劣る偽書の城の中で、誰のものともしれぬ本物の飢餓と怒りが発熱し、全てを焼き落とす。
2018/01/28
つはー
ダンガンロンパ×佐藤友哉の第2巻。いい感じにグチャグチャしてきました。こんなにユヤタンとダンロンを堪能できるのに何故あまり読まれてないのか。やはりノベライズは尖らないことが求められるのでしょうか。
2016/12/02
北白川にゃんこ
十神くんの楽しい過去話。2の連中も頑張ってるんだけどクソザコなのが笑えるなあ。まあ、ゲームでも弱かったし。
2016/04/19
感想・レビューをもっと見る