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ビアンカ・オーバーステップ(上) (星海社FICTIONS ト 2-1)

ビアンカ・オーバーステップ(上) (星海社FICTIONS ト 2-1)

ビアンカ・オーバーステップ(上) (星海社FICTIONS ト 2-1)

作家
筒城 灯士郎
いとうのいぢ
出版社
講談社
発売日
2017-03-16
ISBN
9784061399648
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ビアンカ・オーバーステップ(上) (星海社FICTIONS ト 2-1) / 感想・レビュー

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徒花

いいぞ。そもそも、筒井康隆の唯一のラノベを勝手に書いた(と思う)後継者を正式な続編にして出版しちゃうところに外連味を感じる。また、だからといって著者が筒井康隆の文体や物語の進め方を過度に意識しているかというと決してそんなことはなくて、より現代風のライトノベルに近い文体と小ネタを織り交ぜてきているのが好印象。とりわけ、未来のトイレッツのシーンは白眉じゃないか。筆力もあり、物語の構成・展開力も十分。これはすぐに続きを読みたい。

2018/02/25

nobby

いやこれ実に正統派なSF♬巨匠を勝手に引き継いだという続編は、人物に事件にと前作を重ねほのめかされるものの、エロや破天荒さは控えめ…あ、そうか!?主役が姉ビアンカじゃなく妹ロッサだからいいのか(笑)突如として消失した姉を見つけようと妹は時空を超える(オーバーステップ)!訳分からずの急展開をドキドキ追いながら、中盤からは近未来設定をワクワク想像するのがとにかく楽しい!その一方で迫り来るソレの恐怖「キィエエエエッ!」各章冒頭に挟まれる〈観測者たち〉が本編とどう絡んでくるのか?続きが気になるばかりで即効下巻へ♬

2022/06/18

雪紫

「妹にとって不要なものはーー姉以外のすべてだ。」タイトルだけの構想に応えて続編書いちゃいました。なデビュー作。前巻の引きは何処へやら、超中学校級のシスコンと化した妹ロッサ北町の(どう考えても作者の趣味。物的証拠は次作のあれ)消えた姉ビアンカ北町探しの旅路。あれ、こいつ前作こんなキャラだったっけ?とか内心姉呼び捨てなクレイジーシスコン全開で未来?いや、異世界へオーバーステップ。お食事とその後がぶっ飛びまくってることで。様々な関連が謎のまま、下巻へ続く!!!

2022/06/21

keroppi

「筒井康隆入門」で、この本のことを知った。筒井康隆「ビアンカ・オーバースタディ」の続編を無断で作り新人賞を受賞、筒井康隆公認となり出版。この事が、筒井康隆っぽく面白い。内容も筒井康隆作品を踏まえつつ展開していて、あまり期待していなかったのだが、結構面白い。ビアンカは早々と消えてしまい、妹のロッサちゃんが、姉を探して奮闘する。さてさて、下巻でいかなる展開となるのか?

2017/11/10

宇宙猫

★★★ 「ビアンカ・オーバースタディ」の直接の続きじゃなかったけど、面白かった。二つの世界はどう繋がるのか、お化けみたいなのは何なのか気になる。

2017/06/23

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