トットちゃんとトットちゃんたち (講談社青い鳥文庫 155-2)
トットちゃんとトットちゃんたち (講談社青い鳥文庫 155-2) / 感想・レビュー
kakoboo
【広島大学101冊より】様々な顔を持つ黒柳さん。ユニセフ大使として世界中を回りそこで体験してきたことを伝えて…という生易しいものではなく、同じ地球でこのようなことが起きているのかと思えるようなことがたくさん書かれていました。しかもこの本はルビが打たれている。つまり子供向け。子供の必読書ではないでしょうか。戦争の恐ろしさもさることながら、黒柳さん視点での語りが大変魅力的で読み応えアリでした。今日本にいてできることをしないといけない。日々そう思いながらも忘れることがるからこそ近いところに置いておきたい本です。
2015/06/21
おはなし会 芽ぶっく
ユニセフ親善大使の黒柳徹子さんが、世界13か国を巡り、子どもたちの現状を伝えてくれる。ゲリラに親を殺され、自分も両腕を切り落とされた男の子を始め、涙無くしては読めない辛い現状が書かれていました。身近にいないから、と他人事のように思わず、日本にも辛い目にあっている子どもたちがいる、そのことに気づいてほしいです。
2022/04/07
yasu
あまりに ビックリする現実が 同じ地球上で起こってることに呆然となる。 日本に生まれて生活できて本当にありがたいと思った。
2016/06/16
kokekko
80年代~90年代初頭にユニセフ親善大使としてあちこちの「発展途上国」を巡った黒柳徹子さんと、当地の子どもたちの記録。貧困も暴力もまずは弱いものを、女や子どもを直撃する。今から30年以上前の本になるだろうか。その頃はユニセフの募金に20億円があつまったそうだ。今同じことをしたらどうなるだろう。黒柳さんは「豊かさとは何なの?(当時から日本では子どもの自殺率が高かった)」と問いかけているが、豊かさとは少なくとも相対的で、移ろうものであることを、2020年代を生きる私たちは知っている。
2024/02/17
Kanae Kohno
私が日本で贅沢にのうのうと生きている間、世界ではたくさんの人が戦争や自然災害による貧困で亡くなっていた。10年以上前に出た本だけど、どこまで状況は改善されているのだろう? 母親になったことがきっかけで何となく読み始めた。もっと早くに読んでおけばよかったと思う。息子が大きくなったら読んで欲しい一冊だなぁ。 せっかく生まれたのだから、赤ちゃんは皆幸せであって欲しい。戦争被害を受けたお母さん、子供たちの話は読んでいて辛かった。戦争をするお金でどれだけの人を助けることが出来るんだろう? 日本は戦争をしない国で
2014/07/10
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