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笛吹き男とサクセス塾の秘密 ―名探偵夢水清志郎事件ノート (講談社青い鳥文庫)

笛吹き男とサクセス塾の秘密 ―名探偵夢水清志郎事件ノート (講談社青い鳥文庫)

笛吹き男とサクセス塾の秘密 ―名探偵夢水清志郎事件ノート (講談社青い鳥文庫)

作家
はやみねかおる
村田四郎
出版社
講談社
発売日
2004-12-16
ISBN
9784061486713
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笛吹き男とサクセス塾の秘密 ―名探偵夢水清志郎事件ノート (講談社青い鳥文庫) / 感想・レビュー

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へくとぱすかる

シリーズ第12作。メイントリックは先例ありだけど、このシチュエーションで使うとは思っていなかった。そんな状況の自然な作り込みには感服。今回、レーチががんばったことには拍手だ。動機はアレなんだけど、本来がんばれる男なんだよね。物語の目線サイドが仕掛けるトリックがユニーク。結局最後まで気づかれなかったし。教授もすっかりゴキブリ扱い。名探偵らしさが全然ないところがキャラなんだけどね。

2015/09/10

みなみ

名探偵の夢水清志郎シリーズ十作目。子どもたちを夢の国へ連れて行ってくれる笛吹き男と必ず成績が上がるサクセス塾の都市伝説の謎を解くミステリー。九作目までは子どもの頃に読んでいたけれど、本作を読むのは初めて。レーチが受験勉強に真剣に取り組んでいるのは成長を感じるし、月食と先生のエピソードはほっこりしつつも大人の苦労を感じてしまう。教科そのものの面白さを伝えることと試験勉強用の教えは違うものだしね。

2023/06/20

ユメ

学習塾が舞台だけあって、この巻にはたくさんの「先生」が出てくる。幾つになっても惑い、時に対立し合いながらも、懸命に生徒を光の差す方へと導こうとする彼らの姿には、自身も教師だったはやみねさんの子どもたちへの思いがうんとこもっているなと感じた。そして、そんな先生と接する三つ子たちは、自ら学ぼうとする強さをちゃんと身につけている。きっと未来は明るい、サクセス塾に集う子どもたちはそう感じさせてくれた。子どもの読者にそう言い切れるということは、それだけ子どもたちの力を信じているということだと思う。

2018/03/03

ひかり

久しぶりに読んだ。亜衣と同じ高校を目指そうとするレーチ、美衣を追いかける一ノ瀬君とケンちゃん、みんなから逃れるように夜道を走る真衣、青春ですね。大人になってから勉強したいと思うことが増えたけど、サクセス塾なみの勉強量は嫌だなー。

2019/01/23

じょうき

図書館本。わいわい楽しいシリーズ、冊数が重なってもパワーは衰えない。成績が上がるという噂のある塾を舞台にしたミステリ。真衣や美衣から語られるのが珍しい。三つ子の設定が特に生きた構成で、三姉妹それぞれの思いが読み取れるのが面白い。読むほどに思うのだが、キャラクターが魅力的。今回初登場のサクセス塾の面々も、本当に生き生きとしている。三姉妹の恋愛模様も進んで、これからどうなっていくのか。まだまだ続きが気になる。

2023/09/05

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