ナンセンス感覚 (講談社現代新書 811)
ナンセンス感覚 (講談社現代新書 811) / 感想・レビュー
rabbitrun
ルイス・キャロルやジョイスの翻訳で知られる著者が30年前に発表したナンセンス礼賛のエッセイ。あとがきから始める、執筆中に愛猫にキーボードの上を歩かせる、ゼロ手詰めの将棋の奇問を繰り出す等々の発想は今読み直しても新鮮。著者が鬼籍に入り、本書が絶版、稀覯本になっているのは何とも惜しい。
2016/09/17
arekcey
ウディ・アレンの話題に入った時に文体がシームレスに淀長節入るのは笑えたけどね。
2018/06/10
呉下の阿蒙
言われてみれば確かに「宛字は、どれも非常に真面目くさった顔をしたナンセンスに見えて面白い。」翻訳は擬態。第4章の寸劇が好き。感心し通しの一冊。ナンセンスな感想を書けないのが残念だ。
2018/01/19
真塚なつき(マンガ以外)
追悼。追討?
2016/08/03
真塚なつき(マンガ以外)
「彼のナンセンスは意味の欠如なのではない。それは意味のパロディなのであって、そこが彼のナンセンスの意味なのだ」
2010/02/11
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