幻獣の話 (講談社現代新書 1188)
幻獣の話 (講談社現代新書 1188) / 感想・レビュー
かば
文章や構成はめちゃくちゃだが知的好奇心を唆る話も少なくなかった。
2021/02/15
びっぐすとん
108円本。昔、池内さんの本を何冊か読んで興味深かったので期待して読んだが、想像していたのとはちょっと違った。幻獣が羅列されているだけでこれといった見解がない。残念。
2017/04/30
Humbaba
人の持つ想像の翼には限界がない.そのため,幻想上の生物は数限りなく存在する.その中の殆どは,生まれてすぐに忘れ去られてしまうだろう.しかし,それでもまだ多数の幻想上の生物が存在している.
2012/02/17
ぴょこたん
文章をどうにかしろ! 文学教授の翻訳した外国小説が退屈ってのは理解しているが、東大文学部のお教授様のお文章がこんなんでいいのか? 引用と要約がごちゃごちゃ。章立て・節立て・項目立ての意図が見られない。節と節、項と項のつながりが不明確。それでいながら、かっこつけた・気取った文章。それに『幻獣の話』というタイトルつけときながら、あとがきで、「幻獣そのものではない。これら奇妙な生きものを生み出した人間」を書きたかったとか言ってるし…。だったら、そのことを副題につけるなり、前書き(なんとこの本には前書きがない
2004/10/03
旗
古今の伝承と文学に登場する幻獣に関するエッセイ集。「幻獣をめぐってひととおりのことはあげているが、もっとも語りたかったのは幻獣そのものではない。これら奇妙な生き物を生み出した人間である。その意識のなかに、あるいは無意識のうちにひそんでいる『幻の生き物』について書きたかった。」(あとがきより引用)という通りの内容で、池内紀氏らしい文学的踏み込みを見せる。カフカ作品の怪物とシュレバーの幻想を対比させた一章が特に面白かった。
2012/08/22
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