ブラック・ムービー: アメリカ映画と黒人社会 (講談社現代新書 1428)
ブラック・ムービー: アメリカ映画と黒人社会 (講談社現代新書 1428) / 感想・レビュー
踊る猫
人選ミスではないだろうか、と思った。つまり、残酷だが「期待外れ」。だが、この著者には荷が重いのでは。黒人(と敢えて書く)文化と映画の関係は、例えば文学や政治をひっくるめてバックボーンとして考慮した上でこそ論じられなければならないのではないか、と思ったのである。ヒップホップも無視出来まい。そこまで本書の射程は深くない。ただ黒人が出た映画を卒なく整理しているだけ。逆に言えば、そうとしか論じようがないほどこの問題は手強いとも言える。よくやっている、とは思うが……『アメリカ映画の大教科書』を口直しに読んでみようか
2019/11/13
ネムル
俳優と作品を中心に、アメリカ黒人映画の流れを紹介。作品論、映画・社会史への踏み込みはあまりないので、軽く目を通す感じで読む。あと、フライシャーの『マンディンゴ』についても触れていない。
2014/02/06
ポルポ・ウィズ・バナナ
ワッツ暴動以降、暴力の方向は「白人→黒人」から「黒人→白人」に変わった──って書いてあるんだけど。ヒくわ。
2022/03/19
ポルポ・ウィズ・バナナ
「人々は50年代について考える時はエルヴィスを、60年代についてはビートルズを思い浮かべる。それと同じように、人々が80年代について考える時には、エディ・マーフィーを思い浮かべるようになって欲しい」
2012/09/07
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