KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

リストラと能力主義 (講談社現代新書 1489)

リストラと能力主義 (講談社現代新書 1489)

リストラと能力主義 (講談社現代新書 1489)

作家
森永卓郎
出版社
講談社
発売日
2000-02-01
ISBN
9784061494893
amazonで購入する

リストラと能力主義 (講談社現代新書 1489) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

KAZOO

リストラという言葉が日本経済の中で使われるようになったのはいつ頃なのでしょうか?ちょうどこの著書が書かれたちょっと前くらいからかもしれません。日本にはリストラということは最後の手段であるべきなのでしょう。が自己責任という言葉が蔓延するにつれこのような言葉が入ってきたのでしょう。日本的経営には向いていないし、昔の三種の神器をダメにしてしまったのでしょう。

2016/03/26

白義

本来個人中心社会だからこそ成り立つ成果主義が、企業中心主義的な日本で曲解されることで、無益なリストラを生み、それが企業への不信感や消費不振を生む。そうした負のスパイラルを正すために、個人中心の人事制度への改革を提唱している。日本的雇用システムの仕組みと能力主義の不釣り合いなど分析は面白くためになるが、人事部の廃止というのは過激すぎる気もする。一方、一気に退職する定年ではなく徐々に勤務日数を減らしていくまだら定年制というのはわりと説得力があった。日本の企業内競争の仕組みなど整理にも有益

2015/04/05

majiro

うーんん。まったく効果のない、10年以上にわたるリストラ・・・気分悪くなってきた。でも、後半はニヤニヤしながら読める内容で、森永さんてこういう軽い文章も得意なんだなあーとか、部長いらない、みたいなアイデアを、アイデアに終わらせないで突き詰める試みとか、いろいろ思うところもあった。読んでよかった。

2016/05/09

やまぐてぃ

会社に長く貢献してきた社員を、手ぶらで社会に放り出す。残された社員の仕事量を増やし、負担を大きくする。生産能力が落ちて、経営が立ち行かなくなる。誰も幸福にならない日本の大規模なリストラの誤りを指摘し、負のスパイラルに陥らないために会社の方針転換を提言する。企業の大本営、人事部のリストラが必要か。

2012/06/04

Naota_t

内容は今読んでも全く遜色がなく、特に後半の第四章から始まるシーンは、「困ったらこういうロールプレイング形式で紙幅を費やす系」だと思ったら非常に新鮮で発見の連続だった。 ───多くの人事コンサルタントが、会社全体の生産性を上げようなどとはまったく思っていないということである。彼らのクライアントは人事部である。彼らは「会社の生産性を上げる最も効率的な手段は、人事を廃止することです」などとは、口が裂けても言えない。彼らの関心事は、お客様である人事部がどれだけ満足するかということなのである。(p.87-88)

2014/10/14

感想・レビューをもっと見る