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馬の世界史 (講談社現代新書 1562)

馬の世界史 (講談社現代新書 1562)

馬の世界史 (講談社現代新書 1562)

作家
本村凌二
出版社
講談社
発売日
2001-07-01
ISBN
9784061495623
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馬の世界史 (講談社現代新書 1562) / 感想・レビュー

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Miyoshi Hirotaka

人類最高のイノベーターはアップルを設立したジョブスでもなく、活版印刷を発明したグーテンベルクでもなく、馬を飼い慣らした人だ。もし、馬がいなかったら21世紀はまだ古代で、人々の意識に流れる時間はもっとゆったりしていたに違いない。イエス・キリストのエルサレム入城はロバでなく、徒歩になったかもしれない。馬はつい百年程前には、軍事力、輸送力、機械力の主役だったが、内燃機関の発明によりそれらの過酷な労働から解放された。それと同様にコンピューターの発明は、馬が受けた変化と同様のものを人間にもたらすことになるだろう。

2014/05/29

dongame6

私はこういう一つの物事を中心に据えてその歴史をなぞっていくタイプの本が好きだ。自分の中の馬というものの観念に奥行きを作ってくれるというか。この本は馬の家畜化について始まり、文明の中で馬の利用と軍事力としての活用の話になったり、歴史のエピソードの紹介になって、今度は遊牧民の国家の話になり、近代競馬の話になったりと取っ散らかってる感じはあるが、馬と歴史が好きな人が書いたというのが出ていて好きなタイプの本だ。個人的には馬の利用と一口に言っても様々な品種が用途によって生み出され、さらに発展していく過程が面白かった

2019/01/10

舟華

ごっつかった。ごっつい読書だったが良い本。馬を中心に据えて歴史的に見ていく。馬が居なかったら、馬の性格がこれほど穏やかでなかったら、世の中はどう変わっていたのだろうか。「人が馬に乗った。その時歴史は変わった…」というところだろうか。私の大好きブケファロスが出てきた時にはニヤリ。知っている事が少しずつ増えていくと繋がった時に面白い。後半にいくにつれて著者の馬愛が隠せなくなってきたのを感じて勝手にホッコリ。

2022/01/23

ピオリーヌ

久しぶりの再読。馬に焦点を当て、古代ローマ史の研究者が通史を書いた一冊。アメリカ大陸にスペイン人が乗り込んだ時、征服がいとも容易く為された要因は何を隠そう馬であった。馬の持つスピードは世界を変えた。

2019/07/13

或るエクレア

馬の偉大さを再発見できた。

2017/07/05

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