悪の読書術 (講談社現代新書)
悪の読書術 (講談社現代新書) / 感想・レビュー
マエダ
村上春樹をが好きということは記号にならない。演出として成立しないので非常に厄介と言っているが。その気持ちは読書家ならみなわかるのではないか。堂々というか隠すか。この方はあえて嫌いといって理由で取り返すとも書いてあるが面白い。
2018/05/24
mitei
本書は読書のやり方ではなく、好きな著者、愛読書を聞かれた時に挙げる本に注意。何故ならその本でその人の人となりを推測されるからだというのが本書の主張。確かに私もおすすめの本は?と聞かれてかなり考えてしまう。
2011/08/19
takaC
著者の語り口は些か卑怯ではないか。主張がブレていないか。
2011/06/05
いろは
「どのような本を読みますか?」と聞かれて思わず黙ってしまう『社交的対話』が全然出来ていない私が、この作品を読んでみた。林真理子、江國香織、宮部みゆき、髙村薫、山田詠美、村上春樹、京極夏彦、藤沢周平、大沢在昌と名高いメンバーを、著者の福田和也が客観的に紐解いているのがとても面白かった。タイトル通りの『悪』というには、その部分がなかなか見受けられないと思っていたが、それは、名高いメンバーに向けての意地悪なお話というか、叩くところが『悪』なのだろうと思う。私も、ただ鉢の中で泳ぎ回る金魚ではなくて、池で泳ぎたい。
2018/10/02
藤月はな(灯れ松明の火)
(物騒な感想を含みますが正直に感想を書かせて頂きます)「本は個人のステイタスを表す道具である」という意見は私の父もよく、言うのですがこの本でもまざまざと諭されました。しかし、作者が例としてあげた本を果たしてちゃんと読んだのか立場をはっきりさせていないので説得力がありません。作者がそれらの本を読まずに評していたら殴りますよ・・・(怒)私も例として挙げられた本が好きで本を読むことが好きな人にとっては不快極まりない気分にさせられる本です。ああ、勝手に蔑むがいいさ!自分の道を貫いて何が悪いんだよっ!!
2010/10/23
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