「街的」ということ――お好み焼き屋は街の学校だ (講談社現代新書)
「街的」ということ――お好み焼き屋は街の学校だ (講談社現代新書) / 感想・レビュー
ぜんこう
江弘毅の考える「街的」という概念などについて書かれた本。正直、解説にも書かれてたけど「街的」というものははっきりとはわからんかったけど、なんとなくボンヤリとは・・・あ、やっぱわからんかも(^^;) この中で「いなかもの」について書かれてあった部分は納得→■「いなかもの」とは「都会にいる非都会的な人」で田舎にはいない■「都会的」であると信じて疑わない類の感性が「いなかもの」をつくりだしている。
2017/03/25
hayatama
例によって江さんの本を連続再読(あ、韻踏んだ)。街的ということの対立概念は「イナカモン」な訳で、何がイナカモンかというと、これもなかなか難しい。現代の知性内田せんせすら、よく分からないと喝破してるんだから。それでもなお、情報に流され、ひたすら消費に励むヒトたちに違和感を感じるアナタにはこの本がオススメなのかも。言っときますが、はっきり言って、読みやすいが南海です、じゃなくて難解です。
2010/12/21
kishikan
「街」ってなんだろう。私が「まち」を「街」と使わないように、街は都会ではないと著者は言う。街には店があり、生きたコミュニケーションがある。街で大人として生きることを知るための必読書。
2007/05/31
Humbaba
お好み焼きは,他の料理以上に美味しい物を見つけることが難しい.それはおいしい店がないという意味ではなくて,万人にとって美味しいと感じるものを作ることが難しいからである.自分の育ってきた街の作り方で作ったとしても,場所が変わってしまうとまた違ったものと感じるようになっている.
2010/07/23
やまぐてぃ
京阪神の飲食店を紹介する雑誌の編集長だった著者が、自らの経験に基づき感じた「街的」ということを、新書一冊分を使って説明しようという本。情報誌の問題点、常連とはなにか、街の楽しみ方などについて書く。副題はあまり関係ないかも。
2012/03/15
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