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両大戦間の世界 (講談社学術文庫 41)

両大戦間の世界 (講談社学術文庫 41)

両大戦間の世界 (講談社学術文庫 41)

作家
林健太郎
出版社
講談社
発売日
1976-06-01
ISBN
9784061580411
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両大戦間の世界 (講談社学術文庫 41) / 感想・レビュー

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nobody

正確には『両大戦間の「欧米」世界』と題すべきで、アジアもイスラムも一切ない。臨場感のある描写は冒頭のウィルソンのフランス到着光景と少しだけで(わざわざ当該シーンの元を参考文献にあげるほど)、期待外れな結果に。とにかくドイツの社会民主党、ワイマル連合のだらしなさが酷い。何を以て目標達成とするのかも不分明だし、逆に何か阻害するためにあるような感じ。ドイツ共産党は躍進を続けたのに「社会民主党を最悪の敵とみなしてそれとの闘争に全力をそそぎ、そのためにはナチスの政権掌握をむしろ歓迎」した。もちろんコミンテルンの指令

2022/01/17

coolflat

第一次世界大戦後からヒトラー政権誕生までの欧州の歴史。主な流れとしては、パリ講和会議→ロシア革命→ドイツ革命→ルール占領→ロカルノ条約→カップ一揆→ミュンヘン一揆→ロイド・ジョージ→マクドナルド労働党内閣→ムッソリーニのファシスト党→ローマ進軍→ワシントン会議→スターリン政権→世界恐慌→マクドナルド挙国一致内閣→ヒトラー政権誕生、といったところ。米英仏独ソ伊列強の外交がどのようにして行われていたのか、また第一次世界大戦で解消し切れなかった矛盾が第二次世界大戦へと繋がるわけだが、それらの点が整理されている。

2015/10/05

MIRACLE

第一次大戦から、ベルサイユ条約をへて、独でヒトラー政権が誕生するまでの欧州の歴史を、政治を中心にえがいた本。文藝春秋「大世界史」の第22巻「二つの大戦の谷間」の文庫版(解説・野田宣雄)。叙述の視点が欠如している。そのため、国別の状況を時系列に並べただけの、平凡な内容にとどまっている。

2015/08/08

小室

戦間期についてなのに1933年で記述が終わる。諸事情のためということで、冒頭でそのことを断っているが、消化不良な感があり、斉藤孝の書いた戦間期の本のほうがよい。

2010/04/10

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