なぞとことわざ (講談社学術文庫 92)
なぞとことわざ (講談社学術文庫 92) / 感想・レビュー
うえ
「最初には博物の学問も同じように、まず上手な分類ということが必要であって、それには自分たちよりも多くの事実を知っている人の、言うことを聴いてみなければならない。物を遠くの土地へ何日もかかって、または人を頼んで送ろうとするには、荷造りということをしなければならぬが、それが近まわりを自分で持ちあるく場合ならば、大したじょうぶな荷造りにも及ばず、またそうするとかえって解くのに手数がかかって損なことも多い。私たちの運搬は、まずこの近まわりの方から始まっているのである。…風呂敷はつまりその改良の一つの端であった。」
2019/07/21
Mr.deep
ポンポンポンと小気味良く古のことわざが紹介されてて中々面白い。今でも使われてることわざの元々の意味や由来がかなり意外なものが多くてへぇ〜となる
2023/04/23
澪
軽井沢の語源を知ることができた。棒の歴史の考え方が前からぼんやりと思っていたことと通じる所があった。
2013/09/22
シンドバッド
筑摩書房から何回も出版された、全集。私も、文庫版を読んだ。でも、今では、旧版は古本屋さんで値段がつかないと言われている。 この本は、大人が子供を育て、言葉と文化を伝えていくという人間生活の側面を取り上げて読みやすい著作。 柳田國男をもっと読みたくなる本ではないでしょうか?
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