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影の現象学 (講談社学術文庫 811)

影の現象学 (講談社学術文庫 811)

影の現象学 (講談社学術文庫 811)

作家
河合隼雄
出版社
講談社
発売日
1987-12-10
ISBN
9784061588110
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影の現象学 (講談社学術文庫 811) / 感想・レビュー

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はっせー

久しぶりに河合隼雄さんの本を読みたいと思って読んでみた。影についての考察が深く考えさせられる内容であった。河合隼雄さんは影について患者さんの夢から考察したり文豪の小説から分析をしていた。とくに患者さんの夢からの考察が深かった。影についてとかいてあるためわかりにくいという人であればあえて他に例えるならスターウォーズのダークサイドと言い換えればわかりやすいかもしれない。影が本体で私達が影かもしれないという考察は怖くなるようだが当たっている気がする。影と光のバランスが大事なのかなと感じたのである!

2022/08/28

Gotoran

著者自身の臨床心理家としての体験を交えながらの本書、非常に親しみやすく、読み易かった。ユング心理学における元型、その中の影に焦点を当て東西の神話・民話、文芸作品、社会現象、クライアントの体験した夢を自在に引いての『影の現象学』についての考察・論考。影或いは無意識とうまく付き合っていくことで、むやみやたらに漠然と人生を送らないためにも、創造性という宝物が見つかるかも知れない。自分発見の旅(人生)を良くするためにも、影のプラスの面を引き出したいものだ。

2013/05/03

ばんだねいっぺい

村上春樹を読んで、あ、影の現象学を読みたいなぁと再読。こんなこと書いてあったっけとふむふむと読書。影との対話は、簡単ではないからこそ、創造的で面白いと捉えていく必要がある。普遍的な影の投影は、やってるな。頻繁に。

2023/04/16

フユコ

夢の話が多かったです。

2022/08/07

riviere(りびえーる)

前から読みたかった本をやっと読了。面白かった。本当はすべて著者の心理療法のケースで書きたかったようだが、それは不可能であるからケースとともに古今東西の神話・文学・童話・昔話などを引用して影について説明している。そのことが専門家向けにならず、著者の言うトリックスターとして機能し、ジャンルを超えて縦横無尽に論じているようで面白い。第5章 影との対決で引用している物語、どこかで聞いたことがあると思ったら「戦場のメリークリスマス」の原作だった。

2020/05/17

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