KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

常世論: 日本人の魂のゆくえ (講談社学術文庫 897)

常世論: 日本人の魂のゆくえ (講談社学術文庫 897)

常世論: 日本人の魂のゆくえ (講談社学術文庫 897)

作家
谷川健一
出版社
講談社
発売日
1989-10-01
ISBN
9784061588974
amazonで購入する

常世論: 日本人の魂のゆくえ (講談社学術文庫 897) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

うえ

「アマテラスは天上界を支配する巫女であり、シタテルは冥界を支配する巫女であった。そうして天若日子が冥界の巫女に呪縛されたことが、アマテラスの怒りを買った」アマテラスが岩屋に籠ったとき「常夜往きき」闇夜になった。そこで常世の長鳴鶏を集めて鳴かせた。常夜と常世の違いについて本居宣長は同じ意味であると述べている。鶏は太陽に結びつける考えが流布しているが、常世の長鳴鶏という言葉を字義どおり解釈すれば鶏はむしろ常暗の世界に属する。それは太古、墓地の柩の場所を決めるのに黄色い鶏を連れて鳴かせたという事からも推察できる

2021/03/01

Junko Yamamoto

南島の常世に関する説話は様々紹介されているがまとまった論旨にはなっていない。ー

2019/09/07

たわらばし

常陸国のあたり、もっともっと掘り下げたものが読みたい。常世郷に言及しないのは何故なんだろう。

メーテル/草津仁秋斗

谷川健一が追い求めた、常世の姿。青=死と関わる地名説など、示唆に富んでいる。今読んでも価値のある本。

2015/12/22

Chihoish

谷川氏の力強い文章が大好きです。記紀、神社、地名など引き続き氏の著作を読みたい。

2015/08/21

感想・レビューをもっと見る