占領史録 上 新装版 (講談社学術文庫 1183)
占領史録 上 新装版 (講談社学術文庫 1183) / 感想・レビュー
デューク
ポツダム宣言受諾から、連合国軍が日本各地に進駐するまでの、さまざまな交渉、命令、談話、などをまとめた一次史料集。 文庫版でも、上下巻合わせて1500ページを超える膨大な分量に圧倒される。降伏受諾の使者をどこにどうやって送るかに関する日米双方のやり取り、マッカーサーが厚木に降り立つまでの交渉、降伏文書調印の実務者が決まるまで、などなど。書籍として市販されているのが信じられないほどの、第一級の一次史料。無人島に2冊だけ本を持っていくなら、自分は間違いなくこの上下巻を持っていき、歴史の研究を行うと思う。おすすめ
2020/05/27
dantom
いつから読み始めたか忘れたぐらい、読了まで長かった。終戦直後からの外務省の電報資料。GHQとの交渉過程、降伏後の支那現地からの報告etc。資料から当時の帝国政府には賢明な人材がいたことが実感できた。無謀な戦争をしたどうしようもない大日本帝国というイメージを持つ人は、これを読めば印象が変わるだろう。
2019/04/13
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