神々の精神史 (講談社学術文庫 1279)
神々の精神史 (講談社学術文庫 1279) / 感想・レビュー
yamahiko
民俗学を構造主義からアプローチする手法に、当時の熱気を懐かしく思い出しました。あれから民俗学がどのように進展したのか門外漢なので分かりませんが、いつまでも興味深い分野です。
2018/12/16
大臣ぐサン
小松和彦の処女論文集ついに復刊。小松先生がとにかく若い!若さに溢れすぎていて文体すらも別人のようだ。小松和彦の代名詞である妖怪はあまり姿を現さないが、後に中心的な位置を占める「境界」論の萌芽もみられ非常に興味深い論文集だ。伊弉諾、伊弉冉神話を屍愛で説く説や、人間と鬼の関係を"文化"対"自然"の二項対立としてとらえる姿勢には疑問符が残るが、まあ若さということで。文化功労賞も受賞したことだし、今年は我らが小松先生の著作を読み倒すとしようか。
2017/01/19
閑々士
屍愛譚の項、イザナギとイザナミの部分が興味深かった
2010/11/30
タイガ
★茶番《新宿で客引きに連れが引っかかってなにも言えずに店内へ。馬鹿高い金を請求されてから新宿の店には行かないと決めました。治郎丸あそこだけは美味しかったな。けど、やっぱり山手線の西側はハズレが多い気がします…》★ウルトラメガ山盛りポテトのようでした。アホみたいな感想ですけど、最初は面白く読めていたんですよ。けど、読み進めて行くうちに飽きてきちゃって、後半はサーと読み飛ばしました。他の比較文化の本によく書いてあることを分かりにくく書いた感がありました。ビミョー感が拭えません。
2016/12/18
メーテル/草津仁秋斗
独自の小松民俗学とでも呼べる小松の論をまとめた本。文化人類学的方法を駆使して民俗学的内容を取り扱っている一方で筑土鈴寛にも目を向ける、小松和彦の視野の広さが面白い。
2015/08/31
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