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虫の思想誌 (講談社学術文庫 1284)

虫の思想誌 (講談社学術文庫 1284)

虫の思想誌 (講談社学術文庫 1284)

作家
池田清彦
出版社
講談社
発売日
1997-06-01
ISBN
9784061592841
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虫の思想誌 (講談社学術文庫 1284) / 感想・レビュー

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Gaooo

虫は嫌い。だけど虫の生態はおもしろい。擬態の事例が特に興味深かった。虫の話のはずが、時にヒトの生き方の核心を突くような言葉も出てきたり。リアルすぎる虫のイラストにギョッとしたり

2018/09/01

カネコ

◎ 全編の基調としてあるのはネオダーウィニズム批判。ところどころ理解しにくい理屈もあるが、皮肉満載のエッセイとして充分楽しめる。

2016/10/06

かんがく

理系の本も読みたいなと思うも、数学、物理、化学はチンプンカンプンなので生物を。内容はエッセイなので知識が無くても読みやすい。筆者が構造主義の立場から、ネオダーウィニズムや機能主義を批判。政治や虫を食う話など色々と飛ぶ。幅広く知識が着いたが、理系の本では無かった?

2015/09/28

Shoichi Kambe

86-全ての生物種は環境の中で、他の種との関係として生きており、…したがって、種だけを特定して商品取引禁止にしたり、天然記念物に指定したりしても、もともとの生息環境自体を保護しなければ、ほとんど意味がない。 89-…自然環境を定常システムとして保護するということは、自然を手つかずのままのこしておくこととは違う。自然からの収奪の速度を自然の回復力の速度以下に抑えることである。 90-昆虫のような個体回復力の極めて大きい生物を採集禁止にすることは、ほとんど無意味に等しいと言ってよい。

2024/08/25

pepe

著者の虫と虫屋への愛が感じられるエッセイ。随所に遺伝子によって行動が説明できるとするネオダーウィニズムへの批判がみられる。構造は時間とは独立に成立しているとする種の実在を認める。

2021/05/30

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