メディチ家の人びと: ルネサンスの栄光と頽廃 (講談社学術文庫 1552)
メディチ家の人びと: ルネサンスの栄光と頽廃 (講談社学術文庫 1552) / 感想・レビュー
釈聴音
華麗にして陰惨、優雅にして淫猥、明暗が交錯するルネサンス期イタリアの名家、メディチ家の歴史絵巻。血飛沫が飛び散り、美少女は必ず不幸な目にあい(実の父によって殺害されたマリーア・ルクレティア!)、男どもはそろって猟色家か陰謀家。厚塗りの油絵のごとき「濃い」一族の歴史。
2012/12/05
ヒラタ
教科書的な歴史の本や美術作品からは知ることがなかったメディチ家のあからさまな内情、途中で余りにむごくて読みたくなくなりそうにもなりました。肖像画を観るときに、あの残酷な人柄の人かとか 、気の毒な人生を送った方ねとか、本に書かれているように確かに美しい人だなとか思って鑑賞すると思います。
2020/06/07
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