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江戸のまんが: 泰平の世のエスプリ (講談社学術文庫 1603)

江戸のまんが: 泰平の世のエスプリ (講談社学術文庫 1603)

江戸のまんが: 泰平の世のエスプリ (講談社学術文庫 1603)

作家
清水勲
出版社
講談社
発売日
2003-06-01
ISBN
9784061596030
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江戸のまんが: 泰平の世のエスプリ (講談社学術文庫 1603) / 感想・レビュー

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tsubomi

2017.01.27-02.28:「まんが」の原点を探る本。語源や類義語、江戸以前のまんが的表現の画、代表的な作品と作者、欧州と日本の絵画とまんがの相互関係など、様々な視点でたくさんの作品を紹介しています。やや小さくて白黒ですが「まんが」作品も豊富に提示されていて、ギャグ的なものやゆるキャラものから劇画的大作まで網羅され、見ていて思わず笑ってしまうことも(*^-^*)。体制批判が禁じられた時代にはぐらかすように政治ネタを次々と創造する庶民のしたたかなパワーと機智に富んだ発想に改めて感心しました。

2017/02/28

skr-shower

「まんが」の意味する所は今と少し違うが、江戸時代までの人も現代と同じように楽しむ草子があって地続きなんだと楽しい。北斎漫画の初刷りや河鍋暁斎の絵など原寸で見たいものです。掲載図版ももう少し大きいとうれしい。

2021/06/06

果てなき冒険たまこ

鳥獣戯画から始まって鳥羽絵やら浮世絵やら戯画的、風刺画的なものをひとくくりに「漫画」という言葉に集約して語ってしまおうという乱暴な本。項目自体はバラエティに富んでいてなかなか面白いのだがその「漫画」の定義付けが本人の中でも定まっていないようで読んでてイラつく。くどくどと説明しないで僕はこう思ってる!って宣言すればいいだけなのに。何かキーワードを作りたかったんだろうけど成功しているとはとても思えないな。

2024/10/23

Ai

「まんが」の定義が広い。でもどれにしても趣向の凝らしかたとか発想が凄いなと。あと漫画とは関係ないけど、私娼の呼び名についての記述が面白かった。江戸「夜鷹」、大阪「総嫁」、京都「辻君」。地域の気質の違いが分かりやすく凝縮されてる。大阪の「みんなの嫁」って発想、嫌いじゃない。

2016/09/19

Akio

コマ割りの漫画ではないが絵草子や浮世絵など、江戸の頃から今の漫画という言葉は使っていないがルーツはあったのだなと興味深く読みました。取り上げられている河鍋暁斎の記念美術館が意外と近くにあったのにはビックリ。

2016/03/04

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