海舟語録 (講談社学術文庫 1677)
海舟語録 (講談社学術文庫 1677) / 感想・レビュー
かわうそ
「若い時は、本が嫌ひで、手紙でも書きはしなかった。元、剣術遣ひの方だからネ。四年ほど押込められてる時に、ひまで仕様が無いから、読み出したのサ。朝は西洋サ。昼は漢書、夜は日本の雑書で、大抵読んだよ。漢文は今でも読めないよ。西洋学者だから、字引で読むのサ。四年やつた時に、さう思ったよ。もう四年もやれば、余程の学者になる。本読みになるのは、楽なものだとりさう思つたよ。」P197.P198 4年間というのはいつのことだろうか???しかし、勝海舟は抜群にオランダ語ができたので西洋書物は相当読み込んでいたでしょう。
2022/10/03
たまきら
墨田もんですから、勝海舟は幕末で一番好きな著名人です。けれどこの語録は初読み!いやあ、面白~い!何が面白いって、海舟のことばを記録している著者が巧い!語り口が江戸もんで、自由で、視野が広くて、かなりなタヌキで…。自分は外交や中国・ロシアについての語り、天璋院ら女性の扱われ方についての語りが特に面白いと感じました。読み終わって、「同志はいない」「忠義の士が国を潰す」なこの男がさらに好きになりました。秀逸。
2023/06/07
tokko
歴史が大好きな人にはたまらんのでしょうが、勝さんの話を読むにはいろいろな知識を持っていた方が良いですね。知らないことが多すぎてスムーズに読めませんでした。
2020/09/14
世話役
いいねぇ。
2014/08/25
猫
巌本善治氏がまとめた海舟先生の談話がさらに編集・再構成されたもの。最晩年、亡くなる前3年分。なんとなく好き、と思っていたのだけど、読んだら改めて惚れ直した。
2014/08/26
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