試みの地平線

りんご

1988年発行。時代を感じちゃうなー。その時代の中で北方さんが若衆の悩みに、結構誠実に答えてくれてます。挿絵というか、写真も結構挟まれてます。北方さんが髭を剃っている。半裸、バストアップの写真で剃刀を当ててます。何ともセクシー。それで最後はチャーミングなカメラ目線、何だこのおっさん、好きになるがや。回答の内容はあんまし響きませんが、そりゃそーよ、若者に向けて説いとるんだっつーの。懲りずに「伝説復活編」も読みたい。

2021/12/14

めがねまる

3回に1回は「ソープに行け」とアドバイスする人生相談と聞いて手に取った本。実際はそうしょっちゅうは言っていなかった。読む前は過激な回答で相談者の悩みをはぐらかしているのかと思っていたが、自分の若い時の話や今の考え方などを基にかなり真摯に答えている。でも全部読み通した後記憶に残るのが「ソープに行け」「女をつくれ」「処女を捨てろ」なので、北方謙三といえば「人生相談でソープに行けと解答するおじさん」というイメージが強固になってしまった。せめて代表作を読んでおこう…。

2023/08/13

sawa

★★★★☆　「ソープへ行け！」のイメージが強かったのだが、まあ実際それに近かった（笑）しかしどの質問にも真剣に答えてくれる謙三ボス。厚い胸板にばいーんとぶつかって来る小僧達をガシっと受け止める。これぞ男の中の男。読んでるだけで妊娠しそうな程の男フェロモン。すっかりやられてしまった。続編も読むし、小説も読もうっと。じつは初謙三だったのだ。（図）

2011/08/20

にやり2世

東映ぽいデザインだなぁ。悩みというほどでもないものにもまっすぐ答えていて紳士だなと思う。北方さん自身の経験は切ないのもあって、人間らしさがにじみ出てる。

2017/02/22