エッセイ・SR311
エッセイ・SR311 / 感想・レビュー
阿部義彦
オーケンのエッセイ集。1996年発行。ホットドッグプレスやMENS CLUBに連載したもの。粒揃いで纏まってます。相変わらずオカルト周辺とプロレスの話題が多いけどどれもキャンプで笑えます。バンドブームの頃のモテてしょうがなく大興奮して女子を食い物にした話など、若さと馬鹿さの空回り話など。
2016/05/24
ぼん
大槻ケンヂが語る、映画とプロレスとUFOへの果てなき憧憬。って感じの本。 しかし根底に描かれているのは、俺は人とは違う特別な存在なんだ。周りはつまらない凡人どもの集まりだ!となんの根拠もなく信じつづけた結果、「世間」によって自分もつまらない凡人であるという事実を突き付けられ、それでも頑なに他人と自分の差別化をなんとかしようとコアでカルトなオタク的知識を獲得し、人の知らないこんな知識・こだわりを持ってる俺ってスゲーと自己防衛&コンプレックスで凝り固まったやらかしちゃった人に贈る愛の詰まったエッセー★★★☆☆
2015/09/03
1977年から
1998年
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