ザ・クレーター 3 (手塚治虫漫画全集 220)
ザ・クレーター 3 (手塚治虫漫画全集 220) / 感想・レビュー
えーてる
八角形の館の結末がトラウマで、幼少時は、このエピソードだけは絶対に読み返さないようにしてきた。それでも時折、記憶の底から蘇ってきては、ボクを震え上がらせた。この歳になって、再び対峙する。やはりその絵柄はおぞましい。シリーズの最期を飾る「クレーターの男」も、忘れられないエピソード。キラキラと美しく輝く地球。しかしそこで起こっているのは全面核戦争なのだ。ミイラとなって、それでも死ぬことのない男の絶望の重さ。この男の孤独を、小学生のボクは何度も考えた。
2017/07/30
ビシャカナ
他の巻に比べると、グロテスクで陰鬱な作品が目立つのは連載末期で行き詰まっていたかだろうか、善玉役が多いヒゲオヤジが単なるクズを演るのは珍しい。クレーターというタイトルを反映した最終話「クレーターの男」は手塚治虫の価値観が凝縮された佳作だと思う。
2017/10/10
kototubo
多彩な短編、しかもはずれ無し。長編も短編も面白い漫画家は希有ではなかろうか。よくもこれだけの話・キャラクターを思いつくものだ。
2015/11/03
○○○ ○○
どうでもいいけどチャンピオンコミックス版のブラックジャックの初期巻が「恐怖コミックス」扱いなのはブラックジャックの前に連載してたこれがバリバリのSFホラーだったからなんだろうな。二つのドラマとか三人の侵略者とかクレーターの男とか生けにえとか素晴らしい作品が多い中でこの巻に収録されてるマネキンと同棲してるカーレーサーの話が特殊性癖過ぎてやばい
2015/08/21
hiro
Kindle版
2015/06/19
感想・レビューをもっと見る