狂い壁狂い窓: 書下ろし怪奇ミステリー (講談社ノベルス タD- 1)
狂い壁狂い窓: 書下ろし怪奇ミステリー (講談社ノベルス タD- 1) / 感想・レビュー
hirayama46
あ、これは好き……。竹本健治のミステリはスタンダードなものよりも、幻想怪奇風味が強いもののほうが好み。一読してパッと意味が入ってくるわけではない、粘性の文章が読んでいて心地よいのです。/ネタを割ってしまうので詳述は控えますが、トリックとは違う方向でサプライズを味わいました。なるほど……。
2017/05/14
不純文學交遊録
最近文庫で復刊したが、私が持っているのは数年前に古書店で入手した講談社ノベルス初版(昭和58年刊)である。タイトルと表紙から想像される通り、気持ち悪い。ジメジメとした陰鬱な文章。各章は短く、連作ホラーの趣。かつて産婦人科病院だった洋館・樹影荘では、とてもミステリとは思えない奇怪な現象が続く。合理的な解決はあるのかと心配になるほど。よくこんな場所に住めるなとツッコミを入れたくなるが、住人たちにはここに住まねばならない理由があった。竹本健治作品でおなじみ天才囲碁少年、牧場智久も登場。
2018/06/10
漣
えーっ、いいなと思ったキャラがいきなり自白していきなり死んだんですけど?!?!?!雰囲気が素晴らしい。惨劇が繰り返される元産婦人科病院とか是非住んでみたい。
2021/09/10
カーゾン
M:ホラーっぽいがちゃんと(納得できる)解決で収まっていたので、好きな著作の方に入ります。
1983/07/01
氷沼
再読した際にコメントしようかと思いましたが、イマイチ面白くなかった記憶があるので再読はしないと思います。
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