KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

猫目石 下 (講談社ノベルス クA- 5)

猫目石 下 (講談社ノベルス クA- 5)

猫目石 下 (講談社ノベルス クA- 5)

作家
栗本薫
出版社
講談社
発売日
1984-11-01
ISBN
9784061811515
amazonで購入する

猫目石 下 (講談社ノベルス クA- 5) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

セウテス

栗本薫&伊集院大介共演作品第1弾下巻。東京に戻って来た薫くんに、懐かしい仲間が待っている。麻衣子との仲もぐっと近くなり、ぼくらシリーズの青春を感じる展開だ。しかし連続殺人事件が終わったわけではなく、新たな殺人と薫くんも命を狙われる。犯人の目星は一応つくのだが、全ての辻褄を合わせるのには、無理があるかと思う。言葉にならない結末にはたいへん驚かされる、悲しくて仕方が無いが、ぼくらシリーズだと思って納得しました。むしろ伊集院シリーズの森カオルの出番は無く、作者の愛着の薄いキャラクターになってしまったのが残念だ。

2017/10/31

うみ

軽井沢から東京へ舞台は移り、薫くんと麻衣子の心が繋がって行く。そのすぐそばで起こり続ける連続殺人。下巻では薫くんの親友石森信が大活躍する(自分、ひそかに信くんのファンなのです。ハード・ラック・ウーマンとかかっこよかったもん)。薫くんが夏の終わりの9月が1番もの悲しいと言うのがすごく印象的な下巻。そしてまたこの物語の結末がもう…… 本の全てが茶ばむほど読み込んだ作品。

2023/05/21

agtk

上巻に続き一気読み。そうだったよな。ラストはしっかり覚えていた。このラストだからこそ、この作品は何十年たっても忘れられないものとして記憶に残っている。こうして読んでみると、自分が栗本作品が好きだったのは、その多くが成長の物語であることとその情念ゆえなのだろう。時にはいささか冗長にも思える登場人物の語る情念に魅力を感じたのだと思う。次は「怒りをこめてふりかえれ」だ。楽しみだ。

2019/02/11

うみ

誰もが絶句するこの展開。こうなるとはね……。この本を読んでからずっと、軽井沢に行きたいんだけど、いまだ行けていない。もっともっとたくさん、栗本先生の紡ぐ物語を読みたかった。

成田智

今の状況にお葬式のシーンがちょっと辛かった…

2009/05/31

感想・レビューをもっと見る