ヤバ市ヤバ町雀鬼伝 2 ここが地獄の一丁目編 (講談社ノベルス アB- 4)
ヤバ市ヤバ町雀鬼伝 2 ここが地獄の一丁目編 (講談社ノベルス アB- 4) / 感想・レビュー
uburoi
シリーズ2巻目はまさに（ミニ）ギャンブル博覧会。エピソードごとに違った賭け事がドラマに絡んでくる。阿佐田には珍しい競馬があったり（レースより馬主の観点から）、フウ公の専門分野競輪がラストのエピソードを飾ったり、その他スタッドポーカーとかパチンコまで取り上げられる。さらにはオレンプの娘ジーンがアメリカから攻め込んで来たり、フウ公の義理の息子が2世でケリーという競輪選手だったり、国際色も豊か。エイズ隆盛でピンクゾーンが閑古鳥という時代背景にヤクザとギャンブラーたちの虚々実々のしのぎ合いから目が離せない。
2018/11/29
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