正月十一日、鏡殺し (講談社ノベルス ウC- 5)
正月十一日、鏡殺し (講談社ノベルス ウC- 5) / 感想・レビュー
takaC
玉石混淆な感じは否めないがそれも又良し。どれが玉でどれが石かは読んでのお楽しみ。 「盗聴」(野性時代'91年7月号)、「逃亡者 大河内清秀」(メフィスト'95年8月号)、「猫部屋の亡者」(小説推理'95年12月号)、「記憶の囚人」(海燕'94年1月号)、「美神崩壊」(メフィスト'95年11月号)、「プラットホームのカオス」(メフィスト'96年4月号)、「正月十一日、鏡殺し」(書下ろし)
2016/06/26
terukravitz
★☆☆☆☆
2020/06/07
ゆき
★★★☆☆:今まで読んだ歌野さんの作品のようなあっと驚くようなトリックはなく、どちらかというと人間のエゴとかどろどろした部分を描いている感じで後味が悪いものが多い。散文詩的なものとか童話のような語り口とか表現は凝っていた。お気に入りは「盗聴」。短編ではもったいない。続編が読んでみたい。
2013/06/19
背表紙裏
ホラーのような、倒錯ミステリーのようなそんな曖昧な作品を選んで収録した作品集。「プラットホームのカオス」がお気に入り。犯人が予想した以上の犯罪というような味付けが面白かった。
2011/03/26
あんすこむたん
人間の嫌な所を書くということでのうまさは変わりないが、作風は話によって違い、試行錯誤している感じがする。「プラットホームのカオス」はのちのある作品を思い出したがこれ自体はそこまでいいとは思わない。「盗聴」が一番面白く感じた。
2013/07/20
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